学習指導理念
はじめに
自分が学習教室を運営するとしたら、当たり前ですが、自分が通ってみたいと思える教室を創造・デザインし、現実化することが一番だと考えていました。
その長年の想いから『問題演習型(反復方式)』の学習スタイルこそが、当教室のコンセプトになっています。やる気のある生徒さんは、帰宅時間まで思う存分、問題演習ができ、疑問に思ったことや理解が浅い箇所は、その場で気軽に質問できるという環境を創れたら良いな、と思っていました。
個別指導塾スタイルの『80分』や『90分』という時間制限をなくすことにより、理解が早い教科は基本問題の演習後にもっと高度な問題にチャレンジし、さらに、映像学習により、学校と比較し進行速度を速めた学習が可能になります。また、苦手な教科については基礎をしっかり固める目的で、学校の問題集を何回も解くということも可能になり、指導の幅が広がります。
なお、生徒さん一人一人の『子』に合わせ、できるだけ制約をなくし自由に指導できるシステムにしたいと思い、『子別指導』という名前を採用しました。
発想の源は学生時代に1冊の本との出逢いと自身の体験から
『インプットする知識に制限をつけると物事の考え方の幅が狭くなってしまうから、大学生のうちから色んなことに興味を持ち、体験した方が良いよ』という、当時の指導教官の助言もあり、大学の専攻とは全く関連がない、人文学・社会学・歴史学・ファンタジー小説・ビジネス書などを読み、また、多くの講演会やセミナーに参加し、様々な生き方や思想に出逢い、触れ、体験(多くの失敗体験も含めて)することを信条としてきました。
そのような生き方の中で、『勉強の仕方(方法)』という部類の本を沢山読んだ時期がありました。最初は、『吉永賢一 東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法』という同じ群馬出身の方で東京大学理科三類に合格した人が書いた本を興味本意で手にとりました。どうせ、『自分は天才肌で問題集なんか1回解けばできるようになる!!』的な、参考にならない自慢話ばかりが書いてあるんだろうな、と軽い気持ちで眺めていました。しかし、内容は全く逆で、凄まじいくらい『地道な問題演習の繰り返し』と『前向きな向上心』により成績が上昇という内容であり、深く感銘を受けたことを、今でも鮮明に記憶しています。
では、他の方の勉強法はどうかと思い、多くの著名な方(注釈)の勉強法に関する本も読みました。すると驚いたことに、どの本の内容もほぼ同じであり、『1冊の問題集を何度も繰り返す』『音読する』『他人と比べず、自信を持ち、明るく生きる』ということが、様々な言葉で書かれていました。それから、どの著者も、紙の上の勉強に関しては、生まれ持った才能は関係なく、健全な向上心とちゃんとした勉強法が確立されれば、ある程度の結果はついてくるという内容でした。また、多くの本は、実は受験生だけではなく大人向けに書かれており、何かの目標(受験や資格試験)を設定し挑戦することで、自分に自信を持ってほしいという意図が込めらていることも共通のテーマでした。さらに、自身もこれらの本に出逢ったおかげで、大人になっても、それなりの業績を収めることができました。
結果を残している人の大部分はやはり地道に努力している
スーパースターのような経歴を持つ著名な方達だって、何回も何回も失敗し、繰り返し繰り返し試行錯誤しながら、問題演習を通して実力をつけ、結果を残しているようです。
だからこそ、やはり、成績があがる近道は、問題演習型(反復方式)だと確信し、当教室では、思う存分、理解、暗記、練習を繰り返し、頭と体で学習したことを習得する手助けをしたいと思っています。
そこで、前置きが長くなり恐縮ですが、以上のような理由から当教室のロゴマークを作成し、これがそのまま学習理念を体現しております。
わかる・おぼえる・くりかえす
当教室のキャッピコピーにもなっている『わかる・おぼえる・くりかえす』という一連のサイクルを回すことが、地味ではあるけれども、学習効果が一番高い方法論だと思っています。
当教室のU・L・Pは、Understand(理解する、わかる)、Learn(学ぶ、学問を暗記する)、Practice(反復練習する、反復演習する)の頭文字をとっています。
*注釈 参考書籍
『東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法 吉永賢一著 中経出版』
『できる人の勉強法 安河内哲也著 中経出版』
『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。 山口真由著 扶桑社』
『東大首席弁護士が教える7回読み勉強法 山口真由著 PHP社』
『和田式高2からの受験術 和田秀樹著 Gakken』
『和田式要領勉強術 数学は暗記だ! 和田秀樹著 ブックマン社』
『娘が東大に合格した本当の理由 陰山英男著 小学館』
『受験で転身 官僚から医師へ 河辺啓二著 文芸社』
『受験は母親が9割 佐藤亮子著 朝日新聞出版』

